JANOG 53 NETCON 問題解説 Level 4-1
- 2024年1月19日
- 読了時間: 1分
更新日:2024年1月24日
JANOG 53 にスタッフ(NETCON委員)として参加させていただきました。 作成した問題について、回答と解説を記載します。
Level 4-1 OSPF ネイバー問題
技術要素
・OSPF
構成解説
・Cisco CSR100v x 2 (R1、R2)
問題文
・R1とR2でOSPFネイバーを形成して下さい。 制約 ・R2にはログインできません
・R1の G2 インターフェースの設定を変更してはいけません(問題環境にアクセス出来なくなります)
問題解説 show コマンドでは特におかしなところは見つからない。
debug ip ospf hello では、ネイバー張れない原因は分からない。
debug ip ospf adj を実行すると、認証タイプエラーが出ていることが分かる
Cisco:OSPF 認証タイプhttps://www.cisco.com/c/ja_jp/support/docs/ip/open-shortest-path-first-ospf/13697-25.html#toc-hId-255770837
認証タイプ1:クリアテキスト認証 を設定する
表示されるデバッグメッセージが「Mismatched Authentication Key - Clear Text」になる
R2にログインできないため、認証キーは分からない。
クリアテキスト認証なので、R2から送信されるhelloパケットをキャプチャすれば、認証キーが分かるはず。EPCでパケットキャプチャする。
【参考】Wireshark で見るとこんな感じ(別環境なのでMACアドレスは異なる)
認証キーは「goodjob!」であることが分かったので、R1に設定する。
正解例
以下のようにR1の設定を修正します。
修正後のネイバー状態確認結果
EPCで使用したACLが残っていても、今回は特に減点にはなりません。
初期config
R1
R2

















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